弱肉強食?なにそれ?おいしいの?

~実力、競争社会について考える男の娘の生活~

出会い系サイトへの挑戦~5 本当に会えることが分かった。

 

 前回のあらすじ、
  アプローチを掛けるのは、他の男性と競合しない、年上女性にターゲットを絞った。
 すると、年上の女性に甘えたいとか書いたばかりに、相手の食いつきがよく、また積極的であったため簡単にライン交換することができた。
  しかし、あまりにも積極的だったため、援助交際の可能性を疑ったが
 彼女から出たある言葉によってそれは杞憂に終わる。だが、同時に少々面倒な発言であるため困った。
 さて、彼女とどう接していくべきか?
  

  

 

 

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  彼女は男に裏切られたくない」「あなたはそんな男性じゃないよね?」
 「出会い系で出会ってきた男性は、遊び感覚で付き合ってきて、誠実さがなかった」
 等と言っていた。

  これの何が面倒臭いかって
  ヤリ目的でサイトを利用している男性にとって、これは非常に面倒臭いだろう。
 とりあえず会話が上手くいき、相手に会うことが出来たとしよう。
 
 しかし、この発言を受けて会うということは、相手に対して真剣に愛することを約束するようなもの。
 
  しかし、こっちは恋愛感情はないため、相手がガチで恋愛感情を
 抱いてくるのは非常に厄介だ。
 
  今の所結婚願望は無いし、自分より20歳以上年上の女性と結婚することに
 抵抗がありすぎる。
  
  これは重すぎる。
  しかし、あきらめるのはまだ早い。

  まだ、楽観的に見ることが出来る要素があった。
 彼女はラインのプロフィールに子供の写真を載せている。

  旦那さんにいつも相手にされていなくて、自分を女として見てほしい、大事に欲しいというという思いから、そのような発言をしたのだろうと考えた。

  人妻に会って行為をしようというのは、完全なる不倫であるが、だからこそお互いに関係に線引きをするため、後腐れなく割り切って、気軽に付き合うことが出来る。

 まぁ、旦那にばれた時は慰謝料等々ふんだくられて、人生終了ですがな。

  そこで、写真の子供は彼女の子か聞いてみた。
 しかし、写真の子は女友達の子供らしい。
  で、さらに彼女は独身だと言った。
  
  あ、もうこれはまずい。下手に付き合ったら泥沼だ。
 別な女性にアプローチかけた方がいいと思った矢先、
 
  相手から衝撃的な発言が飛びだす。
 
 「ねぇ チェリーなの?」
 いきなりそれ聞くんかい!

 「写真イケメンだよね、嘘でしょ」
 僕、自分ではいけてるなんて思ってないが………

 「本当に童貞です」

 「サイトやってんだから、絶対ウソだ」

 僕が童貞であることを中々信じてくれないのだ。

 そうこうやり取りしているうちに唐突に彼女はこう切り出した。

 「今、私、欲求不満なの、エッチしない?」

 え、向こうからエッチに誘ってきたよ、うわ………

 しかし、これはチャンスである。

 出会い系の指南ブログを読んでいると、
  通常、出会い系で女性からエッチに誘ってくることはあまりないからだ。(援助交際は除く)
 たいていは、まずお食事やデートをして相手の女性に気に入ってもらって、 そこから男性から、「君ともう少し居たいんだ」みたいなこと言ってホテルに誘うのがセオリーだそうだ。
  エッチをするまでにそんな駆け引きをイチからしなければならないのだ。

 それを考えると、援助交際の可能性も払拭できたうえで、しかも相手が誘ってきているということは、ここは彼女の誘いに乗り、会えばほぼ確実にエッチ出来る可能性が高い。
 会って、相手がこちらの姿を見て幻滅しない限りは。

 これは行くしかないッ!

  ただ、1つ問題がある。
 彼女が例の発言をした以上、この場限りでの関係ではないということだ。
 好きでなくても、今後付き合わなければいけない事態が発生するということだ。

 だがそれでもいい。もう行くんだ。

 待ち合わせの時間を決めて、駅前で会うことにした。
 
 駅前で待っていると、相手の女性がやってきた。
 「○○君だよね、うわなんかイメージと違う」

 メガネをかけたショートヘアの地味目な女性がやってきた。ホンマにガチでオバハンや。

 ほんとに会えるんだ。
 感動とともに、生理的に無理なく、抱けそうな女性でよかったと安堵の気持ちでいっぱいだった。

 そして、その足で近くのホテルへ向かう。
 本当にできるのかとおもうと、なんか高揚感高まっていた。

                               

                                つづく